『2.5次元の誘惑』137話「色なき世界」感想です。
扉絵のドレスを着た美花莉が美しい。
ガラスの靴を履いたシンデレラがモチーフなのだとしたら、王子様と結ばれるのは…？
色づく世界
エリカの愛についてのお話が深い。
奥村のトラウマを推察しつつ、前に進むためのアドバイスをくれる頼もしさ。
かつて周囲の悪意に囚われそうになった経験を、愛することで乗り越えた経験からくる助言は心を打つ。
若干、作者の実体験が入ってたりするのかななんて感じたり。
色なき世界がカラフルに色づく演出には痺れた。
ようやく自分のなかの「好き」に気付いた奥村なら、最高のリリエルを撮れるはずだ。
奥村の選択は
奥村と結ばれるヒロインは誰なのか問題はいったんお預け。
美花莉への気持ちがあるのは間違いないが、いったいどうなるのやら。
136話の流れだと「美花莉ルート待ったなし！」と思ったものの、若干肩透かし食らった感。
2次元、2.5次元、3次元、奥村の生い立ち、トラウマなど、簡単に答えが出せる問いではないのだろう。
それでも個人的には美花莉に報われてほしい気持ちが強い。
「愛」が複数あったって構わない。
だけど、大切な存在として奥村の側にいるのは美花莉であってほしい。
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