『僕ヤバ』47話のサブタイトルは「僕は可愛いが言えない」。
「可愛いが言えない」と「可愛い」が言えないがかかったダブルミーニング!!!
可愛いとは思っているものの、目の前の山田にはなかなか言えない市川の心を表していて見事。
可愛いと言わせたい山田と市川の攻防は見ものでしたね。あからさまに誘導してるのに、まったく引っかからないんだもの。
2人だけのデートにまさかの市川姉も参戦し、さらにドキドキが止まらない!
山田は可愛いと言わせたい
「これっどお?」とベレー帽を被りながら尋ねる山田が可愛すぎるんだが!?しょんぼりするところ含めて可愛い。
続いては「どっちが可愛い?」と2択に絞るも空振り。
「ーの方が…?」の目つきヤバイでしょ。狙い澄ました言葉も届かず撃沈。
次なる手は実際に着てみるしかなかろう。頑張れ、頑張れ山田。
なんとか「可愛い」を言わせようとするのは、パンケーキ屋の待ち時間で、山田母を「可愛い」と市川が言ったところからの流れなんですよね。
嫉妬もあるだろうが、普段より着飾った自分を褒めてほしい、可愛いと言ってほしいのは当然じゃないですか!
おねえ、登場
山田の着替えの妄想に耐えきれず、試着室から離れちゃう市川の思春期感よ。
衣ずれの音ってえっちだよね…分かるよ…
「勃ったらゴミ」と母と姉の顔を思い浮かべるのには笑った。
いけない気持ちになったらダメな時には家族を思い出す。あるあるだと思います。ただ、おねえは界隈で大人気なんだぞ!!!
まさかの妄想じゃなく本物の市川姉が登場!市川、姉のこと「おねえ」って呼んでるんですね。
ふいに山田の前でも言いそうになって言い直すのが微笑ましい。
ドキドキ試着室
姉に見つからないように、市川を試着室に引き込む山田。なんて大胆なんだ!!!
思春期の男女、密室。何も起きないはずがなく…
背中がばっくり空いてるのを気にしてもじもじする山田の愛おしさ。普段のスポブラと違って気合入ってませんか?
マンガを渡しに来るのはただの口実。完全にデート、デートなんですよ!!
人目につかないのを良いことに、耳元でささやくのはずるい。ドキドキが止まらないに決まってるでしょう。
「”今じゃない”ってどういう意味」と市川から言質取ろうとしてませんか。すでに山田は結婚まで見据えている可能性がある。
市川の「追々…改めて…」の返事はご挨拶回の布石と見て良いのだろうか。母の次は姉。外堀がどんどん埋まっていく!
「似合うから……」と言葉を絞り出した市川、頑張った、めちゃくちゃ頑張った!!!
山田の言わせようとした「可愛い」じゃないけれど、これはこれであり!!山田のついに言ってくれるのか?と期待する表情もたまりません。
安心したのも束の間、背中を見られ、見てドキドキの試着室での一幕にオチがついたのでした。
姉からのLINEについて
姉からの自撮りは市川の心を落ち着けるとともに、読者にひとつの疑問を抱かせる。
姉は試着室の前にある靴を見て、市川がいると感づいてたとしたら…?気付いたうえでLINEを送っていたとしたら…?
仲良いから新しいスカートの写真を送るくらいはするだろうが、分かったうえで行動していたのかもしれない。
隣の試着室で耳をすませて、弟のアレコレを見守っていた…!?送った瞬間の通知音で気付いてもおかしくない。
真実はお姉のみぞ知る。
次回の更新は6月30日。渋谷編、クライマックス!
僕ヤバの担当が4度アルティメットエンドを迎えたそうで、とんでもない展開が待ち受けているはず。
アオリ文で「悶絶必至」とうたわれておりますが、もう毎回悶絶しっぱなしですよ!!
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“学園カースト頂点の美少女・山田杏奈と、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。接するはずのなかった2つの世界の間にほのかに芽生えた恋心は、2人の日常をゆっくり包み込み、新しい世界へと彩っていく。教室、図書室、そして…家。かけがえのない時間が増えていく中、大きな転機が訪れる?
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