『【推しの子】』121話「天童寺さりな」感想です。
さりなの真実を改めて整理して語られると、胸が苦しくなる。
天童寺夫妻の事情を鑑みると、責めるに責められない。
ゴローとアイに出会えたことは救いだったが…
さりなの真実
「天童寺さりな」の真実が残酷だった…
アクア(ゴロー)、ルビー(さりな)、まりな、それぞれの視点でこれまで描写に偏りがあった。
どこかに肩入れすることなく、真実を語るには超越的視点からの解説が必要だったんですね。
本当、不思議子供は便利な存在だな!!!
まりなは娘を愛していなかった訳ではないが、さりなに伝わる前に心を壊してしまった。
「どうして元気な身体に産んであげられなかったのか」と自分を責め続けていたのかもしれない。
メンタルが病んだ人間に、難病の娘と向き合い続けろというのは酷な話。
しかし、結果として病気の娘を無視し、見捨てる結果になったのは事実。
献身的に最期の瞬間まで娘に寄り添う父母であったなら、どれだけ良かっただろう。
とはいえ、天童寺夫妻を糾弾するする気にはなれず。
母を信じる天真爛漫なさりなの姿がいじらしく、切なくなる。
ルビーの慟哭と…
ときどき前世の自宅を訪問してたルビー、気持ちは分かるが不審者、不審者ですよ完全に!!!
ルビーの「自分は愛されていなかった」と気付く瞬間の絶望たるや。
他の子供と幸せそうに笑う母親を見て知るって辛すぎない?
読者としては、天童寺家側の事情も把握しているものの、ルビーに伝わるはずもなく。
ルビーの慟哭に胸が痛くなる。
しかも、ルビーの前世バレが畳み掛けるように繰り出されたのはびっくりした。
アクアは自分がゴローだと名乗るのか、それとも胸に秘めたまま過ごすのか。
ルビーを立ち直らせ、かつ兄妹の仲を修復するにはもうこのタイミングしかなくない!?
続きがめちゃくちゃ気になるタイミングで、次回休載。くぅ〜焦らすねえ。
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