『【推しの子】』160話「eye」感想です。
作中で特徴的だった瞳の演出の意味が明言された。本当に最終章なんだなと改めて実感。
アクアとルビーはアイとカミキの子だもの。それぞれから才能を受け継いだのは納得。
言葉は嘘ばかり
カミキヒカル、嘘つきの極み…
人を唆して行動させる天才。
よくもまあペラペラと嘘を並べられるもので。
カミキが直接手を下してないのは真実なのだろう。
ニノと良介はアイへの執着を忘れられぬどころか増幅させられ、行動した結果、アイとゴローの死に繋がった。
何が友人だと思ってただよ。人を人とも思ってない癖に。
なのに人の心を操れる才能を持ってしまった悲しい化け物。
ニノがルビーに危害を加えようとするのだって、カミキは把握していたはず。
止められるならカミキだったろうに、何の対策もせず放置したのは実の娘ですら殺そうとしたから。
またしても自分の手は汚さず。どこまでも卑怯な男…
瞳の意味
ルビーとアクアにアイの才能が受け継がれたように、奇しくもカミキの才能をも継承してるのは事実。
復讐のために人を騙し動かしてきた事実は確かにある。
作中でたびたび描かれてきた瞳の意味がようやく明言。
白→愛の瞳(アイ由来)
黒→嘘つきの瞳(カミキ由来)
って感じか。どちらも人の心を動かす説得力を持つ。
復讐を遂げようとするアクアの瞳にもまた光が宿る。ルビーへの愛のために。
カミキはきっと法律では裁けない。社会的に糾弾したとしても、またルビーへ間接的に危害を加えようとするかもしれない。
やっぱりここで始末するしかないのか…!?アクアに手を汚してほしくはないが、誰もアクアを止めてくれる人が…
また、ライブ中のルビーが「一番好きな曲」と言って披露するのは『推しに願いを』。
小説『一番星のスピカ』の3話で登場した応援歌。
最終章がアニメ化する際にはフルで聴かせてくれたら嬉しい。
かつてアイがさりなの救いだったように、ルビーがかつての自分と同じ境遇の救いになってるのが尊すぎる。
これからも愛の歌を目一杯届けていってほしい。
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