『【推しの子】』30話「初めて」感想です。
星野アクア、やりやがった。こいつ、やりやがったッ!
有馬かなファン、息してる…?大丈夫…?
29話の引きで、どんなデートになるかウキウキしてたのが嘘のよう。
ちなみに30話までが3巻収録だそうです。悪魔の所業か?
単行本派が耐えきれず、どれだけ本誌派に移行するのか楽しみですね。
有馬かなとデート!
アクアの誘いに「あり得ない!マジさいあく!」と言いつつ、嬉しさいっぱいな有馬かなが可愛すぎる。
ワクワクな有馬にアクアが提案したのは…まさかのキャッチボール。
予想外にも程がある。てっきりカラオケとか人目につかないところ行くのかと思ってたよ。
うら若き乙女と学校サボってキャッチボール。
案外印象的で、記憶に残る青春の1ページになるのかも。
ボールを投げ合いつつ、今ガチやアクアの好みのタイプにまで話が及ぶ。
そりゃ有馬としては実際のアクアの好みが知りたいところ。
年上好きと聞いて喜んだのも束の間、あかねも有馬と同じく年上でしたね…
「アクアとするのが初めて」と豪速球ストレートを投げたあとの笑顔が眩しい。めちゃくちゃ良い笑顔だ。
学校をサボるのも初めてなら、キャッチボールをするのも初めて。
もしかして「恋」だってアクアが初めてなのでは?
これが初恋なら、アクアはなんと罪深い男か…
打算で動くアクアにとって、無駄な会話ができる有馬は貴重な存在。
年上好き、気兼ねなく話せる存在、感情を整理できた。
これらからも有馬かなの勝利は揺るぎない。そう考えていたのに…
アクアの心境
「僕」と「星野アクア」の境目が無くなっていく。
そのセリフは、事情を知らぬ人には中二病にしか聞こえないだろう。
前世のゴローとしての自分と、星野アクアとしての自分。精神が身体に引っ張られる。
今は高校生だから、年の近い子を恋愛対象に見る。
アクアはあかねと有馬を比べて、「幻影を見てるだけ」と感情を整理した。
ならば有馬は一応恋愛対象に入ってるってことなのでは!?
対象外のカテゴリーじゃないだけ、恋愛的には有馬があかねをリードしてる。
リードしてるんだが…
アクアはあかねに…
あかねのキャラ付け、投影と言えるほどの役作りは本当に凄い。
同時にプロファイリング力が末恐ろしい。
アイの世間には未公表の秘密や思考パターンまで読んでみせる。
「隠し子が居る」と言われたときのアクアの表情が怖すぎ。殺意すら感じる。
あらゆる状況で「もしアイなら…」と思考をトレースして考えられるのでは。
アイ本人並に物事を見て、感じて、考えられる存在。
アイの夫、アクアとルビーの父親に辿り着くために「黒川あかねは使える」。
そう、打算。打算なんですよ、アクアにとっては。
あかねは恋愛対象じゃない。でも、復讐のためなら引き止めておきたい。
打算からのキスとかさ〜〜〜マジで最悪。でも絵面は最高。
赤坂アカ先生の作劇と横槍メンゴ先生の画が合わさって、とんでもないインパクト。
ヤバイ、ヤバイです。深夜に叫んじゃいそうになった。
有馬の初めて(キャッチボール)を奪っておきながら、あかねの唇まで奪うアクアさん…
今ガチのアクあかファンは大歓喜でしょ。読者のアクかな派は大困惑だよ!!!
「マジさいあく」の意味が最初と最後で変わるとは…なんてことしてくれたんだ…
これからの有馬かなを思うと…辛い…辛すぎる…
でも、未来に「あーくん」呼びする有馬かなが存在してる訳だから、このままじゃ終わらないはず。
アクかな推しとしては胃が痛くなる回でしたが、希望を忘れずにいたいです。
3巻が今回の30話まで収録と、話数コントロールまで完璧。
2021年も『【推しの子】』に感情をめっちゃくちゃにされそうで楽しみです。
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!?“赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!
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