『2.5次元の誘惑』139話感想ユキの過去が重たすぎる…このままコスプレを辞めてしまうのか？

『2.5次元の誘惑』139話「淡雪」感想です。

扉絵の瀧ちゃん可愛すぎか？本編が重苦しいなか、癒してくれてありがたい。再登場待ってます。

ところで、奥村の工作はどうみても『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』です。どうもありがとうございました。

かつて見下されていた友人からサインを求められる。

確かにユキは「何者か」になって、周囲を見返せたのだろう。

だけど、周りの人たちはそれぞれの道で、自分の人生を歩んでいる。

夢を叶えたはずなのに満たされず、心がからっぽなのは自分の本当の願いを理解してなかったから。

もしかしたらエリカに出会わなければ、試行錯誤の末に答えに辿り着いていたのかもしれないけれど。

幸か不幸か「日本一のコスプレイヤー」とまで呼ばれる存在になるまでのポテンシャルを持ってたんですよね。

あるいは、本当の願いに気づかず、ずっとコスプレの世界で心地よい夢を見ていられたら。

でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ…

「淡雪」は曖昧模糊としているものの、やはり美しいと感じる。ユキそのもののよう。

やっぱりユキは1人で抱え込まず、ちゃんとエリカと話し合うべき。

いちばん話せない人であるのは分かってはいるが…

暗い感情を抱いたまま、コスプレの世界を引退するなんて救われない。

ユキの「私みたいになるな」の言葉が重い…重すぎる。

リリサには、自分の望みから目を逸らさず、きちんと向き合ってほしい。

たとえこれまで築き上げてきた関係が変わってしまうとしても。

また、奥村とリリサを心配しつつも目を瞑る美花莉に、胸をギュッと締め付けられる。

そりゃ好きな人が他の女の子を選ぶかもしれない瞬間なんて直視できないって！！！

再会した2人が何を語るのか。

それぞれがエリカ、ユキと対話して出た答えをぶつけ合ってくれ！！！

橋本悠(著)