『2.5次元の誘惑』142話「何者の夢」感想です。
ユキがコスプレを辞めず、新たな目標を見つけられて一安心。
ユキとエリカが抱擁するシーンの尊さよ。
力が強すぎてエリカにダメージ入ったぽいのは笑ってしまった。
アートとは
「今の私はユキさんが生んだアートとも言えませんか?」
リリサの一言が、ユキに突き刺さる。ユキがかつて語った言葉を解釈すれば、確かにそう言えるかもしれない。
ユキのROMを見て夢を持ったリリサが、思い悩むユキに気付きを与える。
綺麗なつながりに感心するしかない。
教授の真意
「なぜコスプレがアートと呼べないのかわかりますか?」
松畑教授の言葉は、ユキを批難するものではなかった。
むしろ、現状を説明した上で「コスプレがアートと呼ばれる世界を作ってみたら」とたきつけていたとは予想外。
実際にユキはエリカと出会って「淡雪エリカ」というコスプレ界の四天王の座まで辿り着いた。
「日本一のコスプレイヤー」と呼ばれることもあるくらい。
教授、先見の明ありすぎ…!?
皆が作品を展示するなか、コスプレ姿で出てくるなんて並大抵の人間じゃできないもの。
厳しい講評を述べた麦山教授のほうも、しっかりユキのことを覚えていたとは。
しかも「絵が描きたくなったら一から教えてやる」との言葉まで。
エリカが手紙をちゃんと保管してくれてて何より。
ユキとエリカの夢
「自分だけの世界からみんなの世界に来た」エリカと、「他人の世界から自分だけの世界へ行きたかった」ユキ。
お互いがお互いに憧れて、夢を叶えた姿にグッときた。
ユキの問題が解決しないまま、コスプレの世界から去るなんて結末じゃなくて、本当に良かった。
到達点だと思っていた場所がスタートラインだった。
新たな目標を得たユキのさらなる活躍に期待したい。
いつか「コスプレ学科」の日本一の教授になる日まで。
一時はどうなるやらと心配だったが、円満に合宿編が終わって嬉しい!
関連記事・リンク
『2.5次元の誘惑』143話感想 ROMの編集開始!コスプレのサービス満載回!
『2.5次元の誘惑』141話感想 究極のROMの答えとは?始まりの構図にグッとくる
『2.5次元の誘惑』記事一覧
感想・レビュー カテゴリーの記事一覧
[第142話]2.5次元の誘惑 – 橋本悠 | 少年ジャンプ+