『戦隊大失格』1話「R(ラウンド)1000」感想です。
『五等分の花嫁』春場ねぎ先生の新作は”対”戦隊アクション!
予告の時点ではヒーローが活躍する物語と思っていたものの、期待を良い意味で裏切ってくれましたね。
タイトルの「失格」は「刺客」ともかけてるのかも。
これからの展開にワクワクが止まらない!
ヒーローvs怪人軍団
悪の怪人軍団とヒーローの決戦がエンターテイメント化した社会。
戦闘員「ダスター」たちは今日も世界征服のための策を練る…と思いきや、新たな怪人を生み出すのに四苦八苦してるようで。
すでに「幹部が壊滅」してるのマジか…
もはや勝敗の決まったショーみたいなもんじゃん。規模の大きいヒーローショー。
事前特番の内容に踊らされてるのも笑ってしまう。
1人だけやる気ある戦闘員Dが浮いてるのが切ない。もう世界征服なんて本気で考えてるのは彼だけなのか…
日曜決戦、開幕
やらせと分かっていても、大戦隊を引き立たせるのが怪人の役割。
何も知らない人々からはブーイングを受ける。悲しき生き物だ…
わりとノリノリで悪役やってるのは面白い。
怪人は何度倒しても復活、不死身ってなかなか強くない!?
多勢に無勢、戦闘員たちが本気になれば大戦隊に抵抗できるような気もするが…
敵の登場→ピンチ→観客の声援で復活と、ヒーローの王道の流れ。唯一怪人を倒せる神具で吹っ飛ばしてエンディング。
規定の流れ通りならフィニッシュだが、そうはならなかった。
たった1人でヒーローに立ち向かう者が1人。
予想外の展開にも適応するレッドの対応力の高さよ。13年もやってたら、これまでにもいたにちがいない。
反逆したのも束の間、あっさりやられてしまうのは無情。
冒頭で決戦を見学しようとしていた少年。戦闘員Dの正体は君だったか。
何者でもない少年は、敵を倒すための力を身につけられるのか。
“対”戦隊アクションの幕開けにワクワク!
気になるポイント
・怪人はどのように現れたのか
姿形を変化させられ、基本的に不死身で「神具」でしか倒せない存在。
巨大浮遊城が突如地球に現れたときには対抗する手段もなく、暴れまわっていたものと想像する。
ヒーローがおらず、対抗する者がいなかったのなら、世界征服だって余裕でできたのでは。でも、そうはならなかった。
「13年間大戦隊と1000回も手合わせしてた」のセリフを信じるなら、怪人が現れた瞬間から大戦隊は存在していた?
13年もの膠着状態がどのように生まれたのかな。戦隊>怪人になった潮目も知りたい。
そもそもどうやって怪人が生まれるのやら。見た目は人間と変わらないようだし。
嫌な妄想すると、ドラゴンキーパーを活躍させるために、都合の良い記憶を埋め込まれた改造人間…みたいな。
最初から幹部なんて存在せず、いるのは戦闘員だけ。ひええ、恐ろしい。
戦隊側も怪人…みたいな展開もありうるかも。
・たった1年で幹部が壊滅したのはなぜ?
13年もの長きにわたり戦ってきたのに、急に幹部が壊滅してるのが気になる。
「ここ数年は市民の被害はない」のなら、ずっと勝負の決まった状態だったんだろうし、壊滅させる必要もなかったのでは。
おそらく幹部を倒したのはドラゴンキーパーの面々だろうけど、彼らのみが知る理由があるのか。
まだ何者でもない戦闘員Dの下克上なるか。
案内のお姉さん、錫切さんがとっても気になるので、彼女についても掘り下げれられるのを期待。
主人公より先に戦隊側に潜入してる怪人だったりしません?出会ったのは偶然か、それとも…
春場ねぎ先生の新作『戦隊大失格』毎週の楽しみがまた一つ増えました。
人類の守護者・竜神戦隊ドラゴンキーパーVS.世界征服を企む悪の軍団・怪人。彼らは互いの存亡を懸け、死闘を繰り広げ続けている!!……というのは、やらせの茶番劇。
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